LS50 Metaに合うアンプ おすすめ構成 — ブックシェルフの実力を引き出す
KEF LS50 Metaのパッシブスピーカーとしてのポテンシャルを最大限に発揮するアンプ選びと構成例を紹介します。
LS50 Metaの駆動要件
KEF LS50 Metaは85dB/2.83V/mの感度に公称8Ω(最低3.2Ω)のブックシェルフスピーカーだ。Uni-Qドライバーによる同軸配置で点音源に近い放射パターンを実現しているが、感度が低いためアンプには相応のパワーが求められる。カタログ上はアンプ推奨出力が15〜100Wだが、十分な余裕を持って鳴らすなら50W以上は欲しい。
Marantz PM6007 — 入門プリメインの決定版
Marantzのエントリープリメインアンプで、45W/ch(8Ω)の出力。LS50 Metaとの組み合わせでは、Marantz特有の暖かみのあるサウンドがKEFのクリアな高域と好バランスを形成する。
フォノイコライザーも内蔵しており、レコードプレーヤーを接続できる点もメリット。デジタル入力は光/同軸に対応し、DAC(ES9016K2M)も搭載。PCやTVからの接続も可能で、リビングオーディオの中核として使いやすい。
価格: 約¥70,000
出力: 45W/ch(8Ω)
向き: リビング、音楽鑑賞全般
NAD C 316BEE V2 — 飾らないピュアサウンド
カナダNADの定番エントリーアンプ。40W/ch(8Ω)だが、ダイナミックパワーでは瞬間的に100W以上を供給できるため、LS50 Metaのような低感度スピーカーに対しても破綻しにくい。
音の傾向はストレートで色付けが少ない。LS50 MetaのUni-Qドライバーが持つ正確なイメージングをそのまま活かせる。余計な機能を省いたシンプルな設計で、入力もアナログRCAのみ。純粋にスピーカーを鳴らすことに特化したアンプだ。
価格: 約¥55,000
出力: 40W/ch(8Ω)
向き: ピュアオーディオ指向
Cambridge Audio CXA81 — パワーと機能の両立
80W/ch(8Ω)の出力で、LS50 Metaを余裕を持って鳴らせる。ESS Sabre ES9018K2MをDAC部に搭載し、aptX HD対応のBluetoothレシーバーも内蔵。PCからUSB接続、スマホからBluetooth、TVから光デジタルと、多彩な入力に対応する。
LS50 Metaとの組み合わせでは、パワー感のある低域と明瞭な中高域が得られる。Cambridge Audioらしいブリティッシュサウンドで、ロックやポップスのエネルギー感が気持ちいい。デスクトップよりもやや広い部屋(8〜12畳)での使用に適している。
価格: 約¥130,000
出力: 80W/ch(8Ω)
向き: 多機能、広い部屋での使用
デスクトップ環境で使う場合
LS50 Metaをデスクトップでニアフィールドリスニングに使うなら、パワーアンプの選択肢も考慮に入る。Topping PA5のような小型のクラスDアンプ(2×100W)を使えば、省スペースながら十分な駆動力が得られる。DACは別途用意する必要があるが、Topping D30 ProやSMSL SU-9nなどと組み合わせればコンパクトなデスクトップシステムが完成する。
Topping PA5 価格: 約¥40,000
セッティングについて
LS50 Metaはスタンドの選定とスピーカーの角度調整で音が大きく変わる。KEF純正のS2フロアスタンドが理想だが、デスクトップではIsoAcoustics ISO-155のようなデスクトップスタンドで振動を遮断するだけでも低域の明瞭度が向上する。壁から30cm以上離し、やや内振りにセットするのが基本だ。